小動物基礎臨床技術シリーズ 卵巣子宮摘出術
特長
【特長】<シリーズコンセプト>
獣医療の現状として、臨床現場に出たばかりの若手の獣医師(研修医)は、学校教育での学びと臨床現場で求められるスキルのギャップに戸惑う場面が少なくありません。
本シリーズでは、「若手獣医師が卒後すぐの現場で求められるスキルを身に付けられる」をコンセプトに、現場で必要とされている手技の解説を行っています。
手技をイメージしやすく、より理解を深められ、さらに実際の業務にそのまま活用できるように、写真やイラスト、動画を多く用いていることが特徴です。
仕様
【仕様】
●著者:福井 翔、金井 浩雄、三輪 恭嗣
●仕様:A4 判、並製本、152頁、オールカラー
●ISBN:978-4-86671-226-0
●発刊日:2024年8月1日
★小動物基礎臨床技術シリーズ★
・外科の準備の基本
・縫合法
・手術器具の基本操作
・精巣・精巣腫瘍摘出術
・卵巣子宮摘出術
・創傷管理―ドレッシングと縫合―
詳細説明
【目次】
序 文
執筆者一覧
本書の使い方
●第1章 犬と猫の避妊手術の概要
1. 避妊手術に対する考え方(術前検討と基本知識)
はじめに
手術のメリット・デメリット
手術によって防げる疾患と発生率が増加する疾患
手術の実施時期
卵巣摘出術と卵巣子宮摘出術に関する議論
2. 雌性生殖器の外科解剖
はじめに
生殖器(卵巣、卵管、子宮、腟)の構造
血管走行
●第2章 犬と猫の卵巣子宮摘出術・卵巣摘出術
・卵巣子宮摘出術・卵巣摘出術の概要
・術前検査
・術前の準備
・犬の避妊手術:卵巣子宮摘出術
・犬の避妊手術:卵巣摘出術
・猫の避妊手術:卵巣子宮摘出術
・術後管理
●第3章 合併症とその対応
・はじめに
・腹腔内出血
・卵巣遺残
・子宮断端膿瘍(断端蓄膿症)
・断端肉芽腫(縫合糸肉芽腫)
・尿管損傷
・尿失禁(犬)
・術後腹壁ヘルニア
・おわりに
●第4章 犬と猫の腹腔鏡下卵巣子宮摘出術・卵巣摘出術
・はじめに
・腹腔鏡手術の概要
・外科解剖、発生学
・使用する機材と術前の準備
・術前の準備
・周術期管理
・犬の腹腔鏡下卵巣子宮摘出術(3ポート法):トロッカーの設置
・犬の腹腔鏡下卵巣子宮摘出術(3ポート法):腹腔内での操作
・犬の腹腔鏡下卵巣子宮摘出術(3ポート法):体外での操作
・犬の腹腔鏡下卵巣摘出術(3ポート法)
・猫の腹腔鏡下卵巣子宮摘出術
≪Column 1 腹腔鏡下卵巣子宮摘出術(2ポート法)≫
・術後管理
・合併症とその対応
・腹腔鏡手術の練習法.
・おわりに
●第5章 エキゾチックアニマルの避妊手術
1.ウサギの避妊手術
はじめに
手術のメリット・デメリット
実施時期
生殖器の解剖
術前検査
術前準備および麻酔
術 式
術後管理
合併症
おわりに
2.ハリネズミ(ヨツユビハリネズミ)の避妊手術
はじめに
手術のメリット・デメリット
実施時期
生殖器の解剖
術前検査
術前準備および麻酔
術 式
術後管理
合併症
おわりに
その他の動物の卵巣子宮摘出術について
索 引
執筆者プロフィール