小動物基礎臨床技術シリーズ 創傷管理-ドレッシングと縫合-
特長
【特長】<シリーズコンセプト>
獣医療の現状として、臨床現場に出たばかりの若手の獣医師(研修医)は、学校教育での学びと臨床現場で求められるスキルのギャップに戸惑う場面が少なくありません。
本シリーズでは、「若手獣医師が卒後すぐの現場で求められるスキルを身に付けられる」をコンセプトに、現場で必要とされている手技の解説を行っています。
手技をイメージしやすく、より理解を深められ、さらに実際の業務にそのまま活用できるように、写真やイラスト、動画を多く用いていることが特徴です。
仕様
【仕様】
●著者:山本 剛和
●仕様:A4 判、並製本、132頁、オールカラー
●ISBN:978-4-86671-227-7
●発刊日:2024年8月1日
★小動物基礎臨床技術シリーズ★
・外科の準備の基本
・縫合法
・手術器具の基本操作
・精巣・精巣腫瘍摘出術
・卵巣子宮摘出術
・創傷管理―ドレッシングと縫合―
詳細説明
【目次】
序 文
本書の使い方
●第1章 創傷の概要
・はじめに
・創傷の名称と種類
・創傷の治り方
・創傷(二次治癒)の治癒過程
・犬と猫での創傷治癒の違い
・創傷の治療方針に対する考え方(筆者の私見を含む)
・病理組織学的検査の重要性
●第2章 創傷の管理法
・はじめに
・TIME(RS)の概要
・創傷の処置の手順
・創の洗浄とデブリードマン
・ドレナージ
・ポケット創への対処
・瘻管への対処
●第3章 創傷ドレッシング材の種類と使用法
・はじめに
・ドレッシング材の種類
・獣医療で使用されるドレッシング材(高頻度)
・獣医療で使用されるドレッシング材(低頻度)
・持続陰圧療法/局所陰圧閉鎖療法(NPWT)
・非医療材を利用したドレッシング法
●第4章 包帯法(バンデージング)
・はじめに
・包帯(バンデージ)の目的
・テープ、バンデージの種類
・基本的な包帯法の名称
・部位ごとのバンデージングの手技
・バンデージ交換の頻度
●第5章 皮膚の縫合
・はじめに
・皮膚の構造
・皮膚のテンションと張力線
・縫合の手技
・創面と創縁の処理
・真皮縫合の重要性と助手のポイント
・Walking sutureの是非
・減張テクニック
≪Column1 フラップ(皮弁)とグラフト(植皮)の違いは?≫
≪Column2 遠隔皮弁を失敗しないためのポイント≫
●第6章 症例で理解する創傷管理
・はじめに
・症例@ 猫の頸部外傷
・症例A 犬の術創離開
・症例B 猫の広範囲皮膚欠損創の3例
・症例C 猫の慢性化したポケット創
・症例D 犬の背中の腫瘤切除による皮膚欠損創
・症例E 犬の腋窩に生じた皮下輸液による皮膚壊死
・症例F 猫の肩の皮膚欠損創(術創離開)
・症例G 犬の肘関節の損傷
・症例H 犬の踵の損傷の2例
・症例I 猫の踵の損傷の2例
・症例J 猫の両足底部の皮膚欠損創
・症例K 猫の両側乳腺切除後の術創離開
・症例L 猫の下顎の皮膚欠損創
・症例M 犬の咬傷による皮膚欠損創(肘関節頭側)
・症例N 猫の足根部の慢性創
索 引
執筆者プロフィール