小動物基礎臨床技術シリーズ 精巣・精巣腫瘍摘出術
特長
【特長】<シリーズコンセプト>
獣医療の現状として、臨床現場に出たばかりの若手の獣医師(研修医)は、学校教育での学びと臨床現場で求められるスキルのギャップに戸惑う場面が少なくありません。
本シリーズでは、「若手獣医師が卒後すぐの現場で求められるスキルを身に付けられる」をコンセプトに、現場で必要とされている手技の解説を行っています。
手技をイメージしやすく、より理解を深められ、さらに実際の業務にそのまま活用できるように、写真やイラスト、動画を多く用いていることが特徴です。
仕様
【仕様】
●監修:藤田 淳、金井 浩雄、三輪 恭嗣
●著者:戸村 慎太郎、高橋 洋介、岩田 泰介、橋本 裕子、金井 浩雄、西村 政晃
●仕様:A4 判、並製本、176頁、オールカラー
●ISBN:978-4-86671-225-3
●発刊日:2024年8月1日
★小動物基礎臨床技術シリーズ★
・外科の準備の基本
・縫合法
・手術器具の基本操作
・精巣・精巣腫瘍摘出術
・卵巣子宮摘出術
・創傷管理―ドレッシングと縫合―
詳細説明
【目次】
序 文
監修者・執筆者一覧
本書の使い方
●第1章 総 論
・はじめに
・実施時期
・関連疾患など
・一般的な術前検査
・麻酔・疼痛管理
・SSIの発生と予防的対応
・ハルステッドの手術原則
・外科解剖
・おわりに
●第2章 犬の去勢手術(開放式)
・はじめに
・術前準備
・術式:陰のう前切開
≪Column1 血管を結紮する縫合糸の太さ≫
・陰のう切開での精巣摘出術
・術後管理・傷の評価
・合併症とその対応
・飼い主へのインフォーム・注意点
・おわりに
●第3章 猫の去勢手術(開放式)
・はじめに
・手術を行う前に
・術前準備
・術 式
≪Column 2 猫の去勢では、なぜ皮膚を縫わない?≫
・縫合糸を使わない結紮法
・術後管理
・合併症とその対応
・飼い主へのインフォーム
・おわりに
●第4章 精巣の奇形
・はじめに
・精巣の奇形の定義
・病態生理、予後
・診 断
・治 療
・術前準備
・術式(犬)
・術後管理・評価
・合併症
・飼い主へのインフォーム・注意点
・おわりに
●第5章 精巣腫瘍
・はじめに
・精巣腫瘍の定義
・疫学・予後
・鑑別診断
≪Column 3 高エストロゲン血症≫
・外科的治療
・術式:精巣摘出術(陰のうとの一括切除)
・術後管理
・合併症
・補助療法
・飼い主へのインフォーム
・猫の精巣腫瘍
・おわりに
●第6章 犬と猫の腹腔鏡下潜在精巣摘出術
・はじめに
・腹腔鏡手術の概要
・外科解剖、発生学
・使用する機材と術前の準備
・術前の準備
・周術期管理
・セッティングの基本的な考え方
・配置の基本
・犬の腹腔鏡下潜在精巣摘出術:トロッカーの設置
・犬の腹腔鏡下腹腔内潜在精巣摘出術:腹腔内での操作
・犬の腹腔鏡下腹腔内潜在精巣摘出術:精巣の体外への取り出し〜閉創
・症例:犬の腹腔鏡下鼡径部潜在精巣摘出術:腹腔内での操作
・術後管理
・合併症とその対応
・腹腔鏡手術の練習法
・おわりに
●第7章 エキゾチックアニマルの去勢手術
1. ウサギの去勢手術
はじめに
手術の目的
実施時期
手術のデメリット
生殖器の解剖
術前検査
手術手技の選択
術前準備
術式(開放式、陰のう前切開法)
術後管理
合併症
おわりに
2. フクロモモンガの去勢手術
はじめに
実施時期・手術方法
生殖器の解剖生理
術前検査
術前準備
周術期管理
保 定
術式(陰のう切除術)
術後管理
おわりに
3. その他のエキゾチックアニマルの去勢手術
はじめに
手術適応の動物種と目的
準備・術式の概略
術後管理
おわりに
索 引
監修者プロフィール/執筆者プロフィール